体験概要
京都市中心部、築130年の町家にて、メキシコからお越しのゲスト1名を対象に、茶道体験を実施しました。今回のゲストは茶道の経験はないものの、観光的な茶道体験ではなく、茶の湯や日本文化のことを深く知りたいとBASE KYOTOへご連絡いただきました。体験の所要時間は90分。講師は京都府文化観光大使を務め、茶の湯の精神をビジネスマナーに取り入れた講演を国内外問わず、年間約100回行う裏千家の準教授でもある茶道家の田中賀鶴代氏です。今回は地下鉄烏丸御池駅から徒歩4分、アクセス抜群の町家を貸し切りで行いました。
セッションの内容
観光地で行われる一般的な茶道体験の多くは、講師の点前を見学し、点てられた抹茶を飲んで終わるという流れです。今回のセッションはそれとは異なり、対話形式で進行しました。抹茶の準備の工程を一つずつ説明しながら、なぜその所作が必要なのか、その所作にどのような意味が込められているのかをゲスト自身に考えていただき、質問に答える形で進めています。
床の間に掛けられた掛軸については、その意味と茶席における役割を解説しました。茶室では季節や客をもてなす趣向に応じて掛軸を選び、その日の茶会のテーマを示す役割を持たせることが一般的です。


また、茶花についても取り上げました。茶花は華道のように技巧を凝らして生けるのではなく、野にあるがままの姿を活かして一輪、あるいは数輪をシンプルに生けるのが基本的な考え方です。こうした説明を通じて、単なる作法の紹介にとどまらず、茶道が背景に持つ精神性や、日本文化における「もてなし」の考え方にも触れる時間としました。
また、会話の中で日本における数字の考え方にも触れました。日本では数字そのものに意味や縁起を持たせる文化があり、慶事・弔事の場面での数の選び方など、日常生活のさまざまな場面に結びついています。ゲストご自身の文化における数字の捉え方と照らし合わせながら話したことで、茶道の作法にとどまらず、日本人の物事の考え方そのものへの理解を深めていただく時間にもなりました。
セッションは逐次通訳で進行しました。通訳者自身も茶道に通じているため、専門的な内容もスムーズにゲストへ伝わっています。
お点前の実演と体験
後半では、田中氏によるお点前をゲストに間近で見ていただきました。柄杓の扱い、茶筅の振り方、抹茶を点てる際の所作の一つひとつを間近で観察できる距離で行っています。
その後、ゲスト自身にも実際に抹茶を点てていただきました。初めての茶筅の扱いに戸惑いながらも、田中氏の指導のもと、最後まで一連の所作を体験していただいています。

ゲストの感想
体験後、ゲストより以下のクチコミをいただきました。
終始、心遣いと温かさ、細部への配慮を感じました。初めての茶道体験でしたが、とても歓迎されていると感じ、丁寧に導いていただきました。多くのことを学び、日本の茶文化についてもっと知りたいという気持ちになりました。もし京都に戻ることがあれば、より個人に合わせたセッションをお願いしたいです。
初めての茶道体験とのことでしたが、十分に満足いただけるセッションとなりました。

より深く日本文化を体験したい方へ
今回ご紹介した茶道体験は、観光地でよくある「点前を見て抹茶を飲むだけ」の体験ではありません。BASE KYOTOではゲストおひとり様、あるいはご家族やご友人同士のグループ、さらには企業研修やインセンティブ旅行、国際会議後のアクティビティといったMICE案件まで、それぞれの興味や目的、滞在スケジュールに合わせて内容を組み立てるプライベートセッションを提供しています。
また、逐次通訳でのセッションですので、日本人と外国人混同のグループにも対応しています。
体験を通じて得られるもの
- 見学するだけでなく、所作の意味を自分で考え、対話を通じて理解を深める学びの時間
- 茶道具の意味や掛軸・茶花に込められた考え方など、教科書的な説明にとどまらない、実践に基づいた知識
- 茶道家本人の点前を間近で見て、自らも一連の所作を体験する時間
- 数字に意味を持たせる考え方など、茶道の作法を入り口に広がる、日本人の日常的な価値観への理解
- 茶道に通じた通訳者による逐次通訳を介した対話形式だからこそ、その場で生まれた疑問にもその場でスムーズに答えるやり取り
茶道以外にも、和菓子作り、坐禅、狂言、能など、京都の年中行事や祭礼に関する知識を交えながら、少人数のご旅行から団体でのご利用まで、BASE KYOTOでは京都ならではの文化体験をオーダーメイドでご提案しています。
お申し込みについて
まずはお問い合わせフォームよりご希望の体験内容・人数・滞在期間をお送りください。内容や時間、開催場所についてご相談のうえプログラムをご提案します。内容確定後、お支払いはPayPalにて承っております。
当日の流れ(例:茶道体験の場合)
京都市中心部の町家にお越しいただきます。会場は地下鉄烏丸御池駅から徒歩4分、あるいは四条烏丸や五条エリアから徒歩7分圏内の町家など、状況に応じてご案内します。茶道具や掛軸、茶花についての解説を交えながら、見学だけで終わらない対話形式で進行します。逐次通訳には茶道に通じた通訳者が入るため、専門的な内容もスムーズに理解いただけます。後半では講師による点前を間近でご覧いただき、ご自身でも実際にお茶を点てていただきます。
個人でのご参加はもちろん、団体でのご利用をお考えの方も、お気軽にお問い合わせください。
